解体工事の依頼（手続き）の方法

業者の探し方

解体業者を探す際は、最初に許可・登録について確認しておきましょう。解体工事を担う業者は、建築業許可証や解体工事業登録などの許可や登録を受けている必要があります。これらの許可・登録がない場合、解体工事をすることはできません。また、解体時に出る廃材の処理には産業廃棄物収集運搬許可が必要です。

実績もチェックしておきましょう。例えばアパートを解体したい場合、業者のアパートの解体工事実績を確認する必要があります。実績がなければ、適切に施工してもらえるか少々不安が残ります。

業者を探す際は、複数社に解体工事を相談したり、見積もりを取ったりしましょう。業者の対応や見積内容を確認し、比較検討することが重要です。

参照元：解体見積もり広場（https://kaitaihiroba.com/294/）

解体工事を依頼する時は、以下の書類や届け出が必要です。

これらの届出は、依頼主（施主）が手続きしなくてはいけません。しかし、解体業者への委任も可能ですので、全て任せてしまうのもよいでしょう。

参照元：解体見積もり広場（https://kaitaihiroba.com/809/）

解体工事の際は、ライフラインに関する手続きも不可欠です。主な手続きは以下のとおりですが、自分で手続きする必要があります。

電気やガスは、使用停止の手続きと合わせ、配線・配管の撤去も依頼しましょう。固定電話やインターネット回線、ケーブルテレビも解体工事前の解約と撤去が必要です。

浄化槽を使用している方は、清掃業者に撤去を依頼しましょう。中身が空の状態であれば、解体業者に撤去・処分を依頼することも可能です。

水道も停止が必要ですが、業者が解体工事中に使用することを考慮し、通常は解体工事完了後に手続きします。

解体工事をするなら、近隣とのトラブルが起こらないよう配慮しなくてはいけません。特に工事中の騒音や粉じんはトラブルの元になるため、事前にあいさつ回りをしておきましょう。業者に任せてしまうのも手ですが、付き合いがある場合は自分で回るのがおすすめです。

トラックや重機の路上駐車もトラブルを招きます。トラブルを防ぐためにも、近隣に駐車場を確保するか、コインパーキングに停めてもらうよう業者に相談しましょう。

参照元：解体見積もり広場（https://kaitaihiroba.com/336/）

解体工事が完了したら、業者立会いの元で現場を確認する必要があります。合わせて契約内容をチェックし、相違があるならその場で指摘しましょう。

また、隣家の敷地や隣接する道路にゴミや残置物がないかチェックすることも重要です。もし業者が回収を忘れた場合、後でトラブルを招くおそれがあります。ゴミ・残置物がある時は、必ず撤去を指示しましょう。